グラフィックデザイナー 小林一毅さんの作品集「小さなウィンドウで見る」
本書は小林一毅さんの二冊目となる作品集です。
小林さんはある日、図書館で借りたアンパンマンの紙芝居が「等幅の線」で描かれていることに気が付きます。
空間の遠近に関わらず等幅で描かれた絵は、手前の建物から遠くの山や空も同じ座標にあるように見え、物語より絵を見ているという感覚が強くなったと言います。
今見えている世界を等幅の線で描いたら、どんな形が見えてくるのか?
そんな興味から始まった3ヶ間、453枚に及ぶ線の採集が収められています。
今回はあとがきもあり、小林さんが実際にどんな経緯で本書を制作したのか、時系列で思考の機微を知ることができます。
子どもとの時間や日常の中でふと立ち上がる、一時的で熱のあるブームのような遊びの数々。
夢中になっていた瞬間の喜びや集中が、演出することなくフラットに収められた本書。
文庫本サイズのため、場所や環境を選ばず、等幅の線で描かれた世界を静かに味わえる一冊です。
判型:縦 148 ×横 105㎜ (A6判)
頁数:496頁
ISBN:978-4-911564-02-8
発売日:2026年1月31日
発行所:南方書局
小林一毅
グラフィックデザイナー
1992年滋賀県彦根市生まれ
2015年多摩美術大学
グラフィックデザイン学科卒業
資生堂クリエイティブ本部での
勤務を経て2019年に独立
東京TDC賞JAGDA新人賞受賞