





海岸の砂を粘土に混ぜ込み焼成するという、独自の技法で表現を行う入江佑子さん。2022年7月にcontで開催した個展では、愛知県の砂を使用して制作いただきました。
左右に持ち手が付けられた花器、その名も「motte double」。この個展で初お目見えとなった新作です。
生き物にも見えるような、ユニークでちょっと気が抜けるようなフォルムの花器。影までも愛おしいその佇まいからは、手捻りだからこそ作り手の息遣いがダイレクトに感じられます。
表面に現れた砂の涼しげな質感と、自然物のように心地よい曲線の造形は、日々の癒しとなってくれます。
花を挿しても、また違った表情を見せてくれるはずです。
*こちらの作品には、愛知県常滑市の海岸で採取した砂を使用しています。
material:ceramic
size:約W175(持ち手含む) × D150 × H95 mm (口縁部 φ40 mm)
made in japan
[ 注意事項 ]
・1点ずつ手作業で制作しているため、大きさや形に個体差がございます。
・内側に水止めを施してありますが、長時間水を入れておくと輪染みが生じる場合がございます。(砂を混ぜていることにより、小さな穴ができるため)
入江 佑子(いりえ ゆうこ)
1980年京都生まれ。京都造形芸術大学にて陶芸を学び、2015年にはDona ceramic studioを立ち上げる。陶器の新たな可能性を追求し、器や花器、オブジェやアクセサリーなど、幅広い作品を制作。