日本を代表する花人、杉謙太郎氏の書籍「忘草 東京」
洗足池近くの結核の廃屋病棟で3年という月日をかけ、中盤で撮影した野花と東京の写真が147ページにも渡り並んでいます。
そして、この花に添えるように、東京をフィールドレコーディングした音と内田輝氏の音がひとつの音楽として収納されたCD付き。
常に変化していく東京という街を
残しておきたいという想いのもと制作されました。
表紙とホームページのURL以外、なにも文字の記載がないこの写真集。
1,000部しかないこの本は、人から人へ伝えていく神話や古代ギリシャの壁画のようにこれから僕たちが後世に直接伝えていかなければならない書物であると感じます。
神々しさすらを感じる素晴らしい作品です。
書籍「忘草 東京」刊行
AB判 並製本 147頁+CD+専用函
花/杉謙太郎
音楽/内田輝
写真/奥山晴日
装釘/猿山修
印刷・製本/サンエムカラー
函/竹内紙器製作所
発行/忘草